応仁記をソロプレイする

諸般の事情もあり、ソロプレイしました。
応仁記と言うタイトルから、太平記系列だろうと思いましたが、プレイした印象はかなり違いました。妙な話ですが、討入り忠臣蔵を連想しました。下京マップ上での、一手ずつの攻防のイメージが、なんとなく戦術級的な印象を与えるからでしょうか?
応仁の大乱は戦国時代の始まりと言う点で重要ですが、意外に大河ドラマにもウォーゲームにもなりにくい題材という気がします。長く続く混乱期の最初に位置していて、史料が集まりにくいのでしょうか?
いろいろと思うことはあるのですが、本作の良い所を纏めると、
1:混沌とした応仁の乱の雰囲気が良く出ている
2:京都で戦う両軍本隊の思惑とは別に、勝手に各地で東軍、西軍と旗揚げして戦って上洛してくる連中が京都を荒廃させていく様子が良く判る
3:足軽ルールで、当時の末端まで統率できなかった軍勢の狼藉ぶりが判る
などなど。
ランダムな要素が大きく影響することもあって、「30年戦史」のような読んで読んで頭が痛くなるような感じは逆に薄れています。
京都のマップが美麗なこともあって、「新撰組始末記」ともども京都への憧憬を持つ人間には嬉しい作品です。ちょっと本題から反れましたか‥(^_^;
プレイ記録をしようと思ったら、BGGにエントリーがなかったので申請しました。