茨城会:ファルブラウ:7月攻勢を対戦プレイする

1マップシナリオから、フルマップ2枚のキャンペーンへ。
フルキャンペーンの第1ターンから第10ターンまでをプレイするもので、事実上、フルキャンペーンの1/6に相当します。
9:30集合、19:30解散。正味9:00くらいのプレイ時間で5ターン終了までプレイしました。540分で5ターンですから、一声、1ターン=100分です。フルキャンペーンは60ターンですから、6000分(=100時間)くらい掛かることになりますね‥(^_^;
本シナリオの最初の戦略目標は一番北側のマップAの北部にあるヴォロネジです。提督さんの研究成果を教えてもらい、ヴォロネジに守備隊を送り込む鉄道ライン2ヶ所を航空妨害してしまうと、第1ターンのドイツ攻撃で開いた突破口からヴォロネジまでの間にはソビエト軍がいない状態で第2ターンが始まることが判りました。結果として、第2ターンにヴォロネジをドイツ軍は占拠。
このキャンペーンの特殊ルールとして、ドイツ軍の司令部活性化制限があり、第1から第3ターンの間は第14装甲軍団と第6軍からしか活性化できません。第4〜第6ターンは、その南部の地域、そして第7ターン以降になってようやく自由に活性化配分ができるようになります。
結果として、最初の3ターンはヴォロネジ攻略戦。次の3ターンはその南部でのソビエト軍を包囲する試みと推移していきます。ここらへんのストーリー的に誘導されている感じは、いささか「陰謀ルール」めいているのですが、それはそれでダイナミックな展開にはなります。
第1ターンから第2ターンのヴォロネジ突入の後、第4ターンに起動した第1装甲軍団によるドネツ川渡河点を巡る壮絶なモバイルアサルトの波状攻撃が、この日の見せ場の一つとなりました。ソビエト軍は渡河点に騎兵部隊を置いておけば大丈夫と言う認識でしたが、その前面の最前線部隊がモバイルアサルトで飛ぶと、ドイツ軍はポントゥーン橋を設置して渡河点の南側面で渡河して大河越しでないモバイルアサルトを実行可能になり、結果として騎兵部隊が退却。これで渡河点が開いたので、今度は普通の橋を渡って一気に後方の司令部まで接敵して通常攻撃となりました。
選択ルールのソビエト軍の指揮統制の混乱を使用していたので、司令部撃破で前線のソビエト軍部隊が混乱し、これによって戦場は大いに混乱しました。
そんなこんなで大いに盛り上がる展開となりましたが、5ターン終了段階ではまだまだ勝敗の判断はできない状態で時間切れ終了となりました。
若干、陰謀ルールに踊らされている感はあるものの、プレイアビリティ、プレイバリューとも高く、なかなか良いゲームだと思いました。とりあえず青作戦のゲームは、これ一つだけ持っていれば良いのではないかと言う結論になりました。
チャンスがあれば、一度、コーカサスキャンペーンをやってみたいものです。
極限の戦場まで進んでも、このオーソドックスなシステムのゲームが上手く機能しているかどうかが見所です。
先にゲームを終了したSinymgさんが観戦に来て、「これこそ、ザ・ウォーゲームですね」という感想でした。フルマップ2枚に広がる広大なウクライナ平原、そこに展開する独ソ両軍の部隊。確かに、ウォーゲームらしい、ウォーゲームです‥(^o^)