序盤はドイツの快進撃が続きます。問題となったのは、クロポトキンでした。クバン川の西岸に位置するこの街付近が、ドイツが南東と南西に攻勢を分岐するポイントになります。この街で、ソビエト軍は踏み止まろうとして包囲されてしまい、あっさりと1ターンで撃破されてしまいました。
結果として、その次のターンにクラスノダール周辺でソビエト司令部をオーヴァーランするチャンスが発生しました。このため、装甲部隊の一部でオーヴァーランを実施、これを支えるために装甲司令部を派遣。そのため、装甲部隊の主力をクラスノダール方面へと突入させる展開に雪崩れ込んでしまいます。
クラスノダールは激戦になりましたが、それでも2ターンほどで陥落。
ここが本当は考え処でしたが、前項の判断があったので、装甲部隊で黒海沿岸ノヴォロシイスクを目指します。このタイミングで、ソビエトの司令部不足による混乱が発生して、一時はソビエトがノヴォロシイスクを開けてしまうようなハプニングも発生。あわやまで行きました。
しかし、徳俵で踏み止まるソビエト軍に対して、ドイツの装甲部隊はコーカサスの急峻な地形で攻撃位置に入れず。結局、装甲部隊での攻撃は諦めて歩兵部隊に入れ替えました。
装甲部隊は転進してチェルケセク方面へ進みましたが、貴重な数ターンを得たソビエト軍は戦線を増強して受け止めます。
一方で、大問題のノヴォロシイスク攻撃では3度チャンスがありながら、0と1を連発して失敗。ここでドイツの攻撃意思が挫けて協議終了としました。
たらればの話しとしては、この3度の内の1回でも6以上(このゲームは10面体で0は0)が出ていたらノヴォロシイスクは落ちていたと思います。最後はダイス運に見放されて力尽きました。