川中島戦記をソロプレイする

bqsfgame2015-11-03

既に休刊してしまったウォーゲーム日本史の5号です。
池田康隆さんのゲームを積み残すことは珍しいのですが、なんとなく残してしまって今に至りました‥(^_^; もう5年も前のゲームなのですね。
プレイした印象は良かったです。
エリア式のゲームですが、「太平記」系列に近いシステムで、両軍が一手ずつ打っていき、動かす部隊がなくなるとターン終了します。
同一エリア戦闘のシステムですが、長槍部隊は隣接エリア、長弓部隊は2エリア先まで攻撃できます。同一エリアでない攻撃に対しては地形効果が適用されます。
また、移動して直接攻撃する突撃ができますが、長槍部隊がいると迎撃して防御修正を受けられます。
特徴的なのはスタッキング制限です。エリアごと7ユニットまでで、移動中も適用されます。また、千曲川沿岸エリアは2ユニットまでで、移動中も適用されます。
戦力的には武田軍が優勢で、上杉軍は時間と千曲川を味方にして、最後まで重要エリアを2つ確保すれば勝てます。また、武田軍は重要な部将が討ち取られても負けなので、戦闘の中で弱みを見せると上杉謙信本隊が斬り込んできて討ち取られるリスクがあります。
そんなこんなで武田軍が数を頼みに押し進んでいくのですが、単純な武田の一方的攻勢にはなりません。
ソロプレイ適性が低いのが難点で、いわゆる同時秘密配置でヨーイドンで空けた時の驚きが割と命綱です。そう言えば、エポックの「武田騎馬軍団」もこのシステムだったような。霧の中を布陣して、晴れたら戦闘開始と言うシチュエーションならではですね。
なかなか良いゲームだと思うので、もっとプレイ情報がネット上にあっても良いと思うのですが、あまり見つかりません。BGGでは、筆者がこのプレイを登録するまでトータルプレイ数がゼロでした‥(^_^;