故あって、久しぶりにソロプレイしました。
有機化学反応をベースにした、一種のメルド系カードゲームです。ただし、メルドダウンではなく、メルドアップです。
多くのメルドゲームは、ジンラミーやセブンブリッジのように手札を減らしていくことが目的です。
それに対して本ゲームでは、手札として持っているアミノ酸を合成することが目的です。ですから、そのために中間合成物を手持ちに増やしていくので、メルドダウンでなくメルドアップな訳です。
筆者は工学部ですが、金属材料系なので、有機化学は専門外。こんな化合物あるのか? と思うこともしばしばです‥(^_^; 英名しか書いていないので和名で言われればナルホドと思う物もあるのかも知れませんが‥(^_^;
何度かプレイすると、自分が勝つために確保すべき元素、相手の勝ちをとめるために抑えるべき元素など見えてきます。水素は存在比率が高すぎてそういう議論になりません。大抵は、窒素と炭素が焦点になります。
その一方で、中間合成物を材料利用して分解すると、出てきた元素は全て使い切らねばならないという制限があり、そこを良く考える必要があります。特に過剰な窒素を使い切るのは難しく、偶数なら窒素分子にしてしまえば良いのですが、奇数だと難しい。
純然たる化学ゲームでありながら、ゲーム性もきちんと備わっています。