キカイダーREBOOTを見る

bqsfgame2016-05-02

WOWOWです。
キカイダー」は特撮ヒーロー時代の作品の中でも、個人的には思い入れの深い作品です。
そのリメイクなのですが、2時間の映画にするために、大幅にTVシリーズとは設定修整されています。
まず、敵の組織、DARKが存在しません。防衛省の支援を受けたアンドロイドプロジェクトARKになっています。また、そのARKで競い合う二人の主力科学者として光明寺博士とギルバート博士が出てきます。このギルバート博士が、プロフェッサーギルに当ります。DARKが存在しないので、あの戦闘員たちの「どこだ? どこだどこだ?」という定番のシーンがありません。また、プロフェッサーギルが笛を吹いて良心回路に干渉するシーンもありません。
ハカイダーは登場しますが、TVシリーズのような独立したカッコイイ存在ではありません。なんと、ギルバート博士が自らの頭脳を移植した悪の存在として登場し、プロジェクト自体を破壊してしまいます。
オリジナルにいなかったジローと対の女性アンドロイド、マリというのが出てきて、これが非常に強い。なんと演じるのは高橋メアリージュンです。
光明寺博士の娘のミツコ役は、佐津川愛美です。日本人形のように綺麗な佐津川ですが、本格的なヒロイン役は意外に珍しく、なかなか頑張っていました。彼女の美貌も含めて、映像的には全体にとてもきれいに仕上がっていました。
脚本は全体的な整合性も取れていて完成度が高いのですが、少し教条主義的な印象を与えるかも知れません。
エンディングにTVシリーズのカットが出てくるのですが、今見てもダーク破壊部隊の面々はカットシーンでもほとんど言い当てられるので、ああ、自分はこの番組が本当に好きだったのだな思いました。
やはり、何と言ってもカイメングリーンですね‥(^o^)
とは言え、カイメングリーンの画像は以前にも挙げたので、今回はカットシーンに出てきて名前が出てこなかったアンコウブラウンにしました。