新幕末純情伝を見る

bqsfgame2016-07-05

松井玲奈主演、つかこうへい七回忌の新幕末純情伝、初日を見てきました。
天王洲アイルは、どの席からでも舞台が良く見える良い劇場ですが、今回は若干、音響的にセリフが聞き辛くて残念でした。
既にニュースなどで話題になっていますが、なかなかの迫力でした。玲奈ちゃんより、坂本竜馬役のノンスタイル石田が健闘していました。それ以外に、つかこうへい縁の役者が随所で舞台を締めていました。森伊蔵桂小五郎勝海舟土方歳三など、いずれも魅力ある人物像を形成していました。
玲奈ちゃんは、赤の衣装で殺陣を熱演。もともとが運動量の多いSKEの出ですから、そこは安心してみていられました。ただ、主役としては発声には課題を残したと思います。また、パンフレットを見ていて、演出から「頭が良すぎて、先に理屈で考えてしまう」という苦言があって、なるほどなと思いました。努力家で気遣いのできるキャラですから、そこは仕方がないでしょう。その一方で、かつてのゲキカラのようなエキセントリックな役が似合う一面もあり、後者がもっと炸裂したのも見たかったと言うのはその通りと思いました。また、きわどいセリフや演技が少なからずありましたが、本来、彼女の年齢を考えれば不思議のない範囲だと思います。48グループが恋愛禁止などと言う非現実的な規定を死守しているから感覚がズレてしまうのだと思います。
今回の一連の公演中にもう一回見に行くことはないかと思っていますが、また2年後に、玲奈ちゃんで掛かるようだったら見に行きたいものです。ちなみに最近は毎回ヒロインは交代していて、前回は河北麻友子(当時22)、前々回は桐谷美玲(当時22)です。玲奈ちゃんは2年後は26ですね。ちょっと微妙な感じでしょうか。