ファルブラウ:コーカサスキャンペーンをソロプレイする

bqsfgame2016-07-04

次の茨城会で対戦する予定なので、ユニットを切って、セットアップしてみました。
ユニット密度が低いのには驚きます。で、意外と軽そうに見えたので、5ターンほどソロプレイしてみました。
開始時点では、ロストフ突破直後なのでドイツは装甲部隊の数もいるし、補給(サポート)もかなりあります。これで、攻撃すると、ソビエト戦線はあれよあれよという間に人手不足になり、戦線の維持に汲々とするようになります。
その後、ドイツのサポート値が3/ターンになると、装甲司令部1+歩兵司令部1くらいしか活性化できないので、限定的な正面でしか攻勢できなくなります。
それでも5ターン目くらいまでは攻勢が続いて、ドイツターン終了時点にはどこかに毎回大穴が空いている状態に。ソビエトは補充再編で前線司令部に置くユニットに、増援を鉄道移動で注ぎ込んで、必死に支えることになります。大穴の空いたバケツの底を手で押さえて水漏れを防ぐかのような作業が続きます。
とは言え、この後も続けるとドイツのサポート値は2/ターンになり、さらには1/ターンになってしまうので、そこまで行くとドイツも攻勢限界に達することになりそうです。装甲司令部が活性化できなくなると、最後は山岳部隊だけでコーカサス登山するのでしょうか。まさに「エーデルワイス」の箱絵を思い出します。そして、勝利条件判定へクスは遥か南にあります。
結局の所、全36ターンのシナリオですので、20ターンくらいまで進まないと勝敗の判断ができるようにはならない感じです。
究極の崩壊戦線を支えるソビエト軍、究極の無理目標を目指すドイツ軍、どっちもすごく大変なことに変わりはありません。
シモニッチのコーカサスキャンペーンと比べると、細かいレベルで作戦全体を再現しているので、戦線の崩壊状況や、コーカサスの遠さというのは圧倒的な迫力で伝わってきます。このゲームがあれば、コーカサスキャンペーンはもうプレイすることはないかな‥と個人的には思いました。
ユニット数が少ないので40分/ターンくらいでした。先に進んでドイツのサポートが減れば、さらに短くなり最後は20分で1ターン行けるようになるのでは? 平均30分だとして、全36ターンで18時間。一泊二日なら完全終了しそうな気がします。
今年の猿遊会の有力候補の一つかも知れません?