ナポレオン・オン・ダニューブをソロプレイする

早速ですが、やってみました。娘が寝てから、自分が寝るまでの間でセットアップして3ターンほど動かしました。3ターン進んだと言うことは、割と動きは良いように思います。
ただし、基本的なNLBシステムでない部分で、注意が必要な印象を受けました。
特に問題になるのが、コマンドコントロールです。
コマンドは2段階になっていて、総司令官>4へクス>軍団司令官という階層と、その下の軍団司令官>3へクス>所属ユニットという階層があります。
上部コマンドが途切れると、アウトオブコマンドになり、敵ZOCに侵入できなくなります。
下部コマンドが途切れると、アウトオブコントロールになり、敵から2へクス以内に接近できなくなります。
結局、総司令官から所属ユニットまで合計7へクスしかないことになり、これではとても戦線展開できません。
で、重要な要素が二つあります。第一にへクス数を数えるのに珍しく道路移動率が使えます。第二に受ける側の軍団長に軍団長ボーナスが付いていると、これをへクス数に加算できます。たとえば、ダヴーは+2ですから、ナポレオンから6ヘクス離れていてもOKです。道路が利用できれば、最大12ヘクス離れていてもOKです。このくらい離れられると、かなり行動の自由が確保されます。
あと最初だけのことですが、フランス軍はダニューブ川の中州に初期配置されており、ここからポントゥーン橋で渡河します。この橋は盤上に印刷されていますが、使用開始できるターン数が指定されています。第1ターンに1本、第2ターンにもう1本と言った具合です。
さらに、面倒なことに一本のポントゥーン橋を1ターンに渡れるのは6ユニットまでという制限があります。
なので、交通渋滞と、コマンド範囲の問題を、両方ともクリアしながら渡河して敵に先制攻撃を掛けなければなりません。
ただ、オーストリア軍は総司令官のカール大公が最初は不活性状態で、全軍がアウトオブコントロールです。なので、多少、状態が崩れていても、いきなり反撃されたりはしませんが。
シナリオは前半、後半のシナリオが、それぞれ15ターン程度。キャンペーンが31ターンです。割と手軽に3ターン進んだので、終日プレイすれば帰趨が見える所までは行きそうに思いました。
そういう意味では、少しディティールが見える複雑目のNAW派生ゲームとして、取り組みやすい印象です。ワグラム戦役は、結果はともかくオーストリア軍が意外に強力なので、全体像として興味深く、デザイナーが同システムの第1作として此処を選んだのは頷けます。一度、対戦してみたいものだと思っています。
対戦相手、絶賛、募集中です‥(^o^)