☆ハリーポッターと炎のゴブレットを読む

bqsfgame2016-12-07

再読です。
久しぶりに読みましたが、やはり良く出来た構造物だと思います。
この4巻は、単年度読み切りだったシリーズが、7巻まで一気に走りだす出発点になります。
ヴォルデモートが肉体を取り戻して復活するまでの物語ですが、見せ掛けは魔法学校3校対抗戦というビッグイベントを描く大長編の体で始まります。
上下巻でハードカヴァーで1100ページを越える大作ですが、圧倒的なリーダビリティで厚さを感じさせません。とは言え、物理的に重いので疲れました‥(^_^;
結末まで知って読み直すと、いろいろと興味深い部分も多々あります。そうか、全7巻のプロットを完成させてから書いていると、こういう小技がいろいろと利かせられるのかと感心します。非常に緻密で、所謂、神は細部に宿るの典型だと改めて感心してしまいます。
この次の第5巻の前半は非常にいらいらする展開だった記憶があるので、小休止してから再開する予定です。