感想

クレアのエピソードは、宗教性とオカルト性があって独特のテイストです。彼女のことを占う占い師リチャード・マルキンが、超能力者かどうかというのは、放映当時ロストファンの間で論争になったそうです。制作サイドは当時ノーコメントだったそうですが、後に「あいつはペテン師」とのコメントがあったとのことです(笑)。
しかし、手相を見ただけで、「いつ(妊娠が)判りました?」とか、「いつ(彼と)別れました?」と聞くシーンは、世にも奇妙な物語ばりです。彼はシーズン2にエコーの場面で再登場します。
英語版のタイトルは非常にニュアンスが複雑で、「別のものに育てられた」です。これは養子のことを言うのでクレアが養子に出そうとしたことを意味しています。一方で、「別のもの」は島の反対側に住む「アザーズ」も掛けています。さらに、クレア自身の育ちのことも関係なくはなさそうで、非常に難しい。訳しきれないニュアンスがあるので、「予言」にしちゃったんでしょうね。そのせいで、日本語版は副題の影響でマルキンが予言者のように感じてしまうと言う結果になっています。