正直に言って、ルールを読んだ段階では盛り込まれた現代空戦テクノロジーの厚みに圧倒されています。
そうは言っても対戦できる姿に仕上げねばと思いますので、入門シナリオを並べてみました。入門シナリオは、米軍側はＡ４ｃの１編隊。北ヴェトナム側はＭｉｇ１７ｆの１編隊です。機関砲による空戦のみで、誘導ミサイルも対地攻撃もありません。ただし、北ヴェトナム側には、対空機関砲が１ユニットだけ登場します。
入門用で使用するルールは非常に限定されており、シークエンスも探知、移動、燃料、管理フェイズしかありません。
まず探知ロール。これは自軍の探知レベルを使って修整を加えてＤＲするだけ。探知しないと攻撃要件を満たしません。通常探知の他に、視認のチェックもします。Ｍｉｇ１７は離陸していない状態なので見つけられません。先にＡ４が北ヴェトナムの探知網に見つかります。これを受けてＭｉｇ１７が離陸。
移動ルールですが、プロット方式ではないのでプレイしやすいです。ただし、ランダム編隊数ずつの交互移動になっている所が捻ってあります。本シナリオでは１編隊ずつなので、北ヴェトナムが先手後手を選ぶだけですが。
移動は、スロットルを選んで移動力を決め、その移動力の範囲で移動します。前進、旋回、上昇、降下など。高度は、超低空、低高度、中高度、高高度の４段階。移動は、非常に単純化されています。
燃料フェイズには、ダッシュスロットルを使用したり空戦を実施した編隊の燃料消費を確認します。
攻撃は移動中に実施しますが、実施時に相互に射撃を試行できます。機関砲だけですので、隣接ヘクスか同一へクスでしか成立しません。
これを繰り返して、相手を落とした方が勝ちです。米軍は高度を高く取りますから、北ヴェトナムの対空砲の有効射程には先ず入らなそうです。
これだけだと、割と単純明快ですね。此処までは大丈夫そうです‥(^o^)
