×囲碁戦略風林火山を読む

bqsfgame2018-05-03

強い方の石田、こと石田章九段の著作。
方円書庫では、このように紹介されている。
http://das53jp.blog38.fc2.com/blog-entry-112.html
本書は、アマ高段者相手に県代表を目指すための棋書として発売された天下六段シリーズの二冊目。一冊目が高木祥一九段だったので、当時、名人リーグで活躍していたプロの間で評価の高い二人が並ぶことになった。
率直に言って、企画の通りで、かなり難しい。解説を読んで判らないということはないが、それを自分で思いつくようになれる気がしないのである。
そして、そこがプロとアマの違いと言われると、なるほどプロには永遠になれそうもない気がする。
それにしても、このシリーズにしても、「アマの碁、ここが悪い」にしても、昔は良く企画として成立したものだと思う。棋書はどうしても販売部数を考えると、初段を目指す人向けがボリュームゾーン。それより上をターゲットとした棋書は、なかなか企画として成立しにくいと思う。その意味では貴重な本なので、難しすぎるにしても手放しにくい気もしている。いや、だからこそリリースして、また別の人に読んでもらうべきなのか?