棋書:■■■■○○○○○○
詰碁:■■■■■○○○○○
洋書:■○○
今年の目標管理です。リアルタイムでは6月末ですので、半分来ていたい所です。意外なことに詰碁が一番進んでいてオンスケ。棋書は一冊遅れですが、読みかけが一冊あるのでまずまずです。洋書は、グレインヌを入手済みなのですが、手が付いていない。前のボロボロ宇宙飛行士の単語カード化で出遅れています‥(^_^;
閑話休題。
日本の囲碁界の問題点を書いていると言う本書ですが、筆者の印象としてはそれほど新しいことは書いてありません。10年前には既に認識されていたのね‥と言う感じです。また、これは囲碁界だけでなく、世界を舞台に戦うスポーツの全てに共通する問題だと思います。サッカーでも、フィギュアスケートでも、テニスでも、みんな同じです。
まず、その世界が進路として魅力があること。組織的にジュニアの育成が行われていること。その中のエリートを英才教育する仕組があることでしょうか。
フィギュア女子が一時は非常に成功していたと思います。その前には女子プロゴルフ界が人気挽回のために、ルックスが魅力的な若手を組織的に養成したのも成功した事例かと思います。
逆に言えば、そうした組織的な取り組みがない所で飛び出してきた錦織とか、やっぱり凄いですね‥(^_^;
どちらかと言えば本題よりも、当代の若手棋士、主力棋士に対する石田章評が面白いです。当時は平成四天王と言う言葉はなく、山下、羽根、張と三人が期待の若手として並んでいました。その中で、石田章九段は張栩が少し抜きんでていると言う評価を既にしていたのが慧眼。
趙治勲と王立誠は共に勝利への執念が凄いと指摘しますが、その執念は異質だと。なんとなく判るのですが、なんとなく判らない‥(^_^;
柳時薫が当時は一番強いのではないかと言いながら、勝負弱いと言う指摘も面白い。
アマへの提言は非常に簡潔にまとまっていて面白いです。
ですが、多くのプロが言う囲碁は読みが基礎体力と言う指摘は、事実ながら耳が痛い。
そこは石田九段も判っていて、毎日10時間囲碁を勉強できるわけではないならと言うアドヴァイスが現実的です。
で、やっぱり、詰碁に辿り着くのですね。うーむ‥(^_^;