インドパキスタン戦争:1990シナリオをソロプレイする

と言うことで、ゲーム中では一番時代の新しいシナリオを選んでソロプレイしてみました。

このゲームの発売は1995年ですから、既に四半世紀前。シナリオ3は、仮想戦ですが、当時でさえ過去の日付になっています。

昨日のリンクから過去の記事を読んでもらうと判りますが、本作は時代によって各軍の実行できるインパルス数が変化します。1990年シナリオでは、インド、パキスタンの両軍ともに、2インパルスを実行できるようになっており、ダブルインパルスゲームになりました。65年は、単純な移動戦闘ゲームだったので、大きく趣が変わりました。流動性が高まり、縦深防御が必要になっています。

1990年シナリオは、開戦に至る状況設定が異なる3つに分かれていますが、その最初のものをプレイしました。過去の戦争で敗北してきたパキスタンが、捲土重来を期して電撃戦でインド領へ突入するシナリオです。

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写真1は、カシミール方面です。

山がちな地形で、山の中にある緑のドットは氷河地形です。生半可な高さの山ではないことが良く判ります。

補給デポから部隊までの補給線は3ヘクス制限。これをチェーンで延長するために、トラック記号の一般補給部隊を使います。

ダブルインパルスゲームなので、かなり突破できそうな感じですが、そうすると補給線が伸びきります。相手は、この補給線を狙って攻撃してくる訳です。結果として、シーソーゲームになりやすそうな印象を受けます。英語版コマンドマガジンの「チャコ」が、こういうシステムだったら良かったのにと思いますが、ないものねだりでしょうか。

カシミールだけでなく、インド領への突破も目論めます。これを実施することで、インド軍に広く兵力を分散させるのが良さそうです。戦闘の例も兼ねて、もう一枚アップしておきます。

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トンボみたいな記号は戦術空軍です。緑のパキスタン軍による攻撃で、パキスタン空軍が対地支援に飛んでいます。

1990年頃のパキスタン空軍と言うと、ミラージュⅢでしょうか。ちなみに、その後は中国機の導入が進んでいると聞きます。