エールを脱落する

朝ドラの「エール」を脱落しました。

5月末の「東京恋物語」の週まででした。

クランクインのタイミングで脚本の林宏司が降板して心配されていましたが、案の定と言うかストーリーの焦点が定まらない印象でした。そもそも誰の話しなのかがはっきりしない。優一の話しのはずだが、それにしては音のエピソードが必要以上に多すぎる感じ。群像劇的な展開を見せたり、一部の人物をすぐにほっぽらかしにしたり。

メインキャストの二人も、脚本の人物像のフォーカスが甘いのか、どうも一向に魅力的に映ってこないまま進む。東京恋物語では、鉄夫と希穂子のエピソードになってしまう。一応は、音が逆転でオーディションを勝つための社会勉強の実例としてやっているはずが、音の話しの重要性が見えない演出のため、独立した幕間劇のように。

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幕間劇が悪い訳ではなく、「スカーレット」でも「サニーの一番長い日」を一週間かけてやっていたが、ちゃんと魅力的に映っていた。全然関係ない話しだが、ペリーローダンの「アトラン」サーガだって、グインサーガの「イシュトヴァーン」サーガだって面白いものはどれもちゃんと面白い。

要するに「見ていて面白くない」という感想に尽きていて、それに後追いで理由探しをしているだけなのだが。