BANZAI-EXです。
本質的なソロプレイゲームです。
雑誌付録ながらカードゲームです。同人扱いの雑誌にカードゲームの付録が付くなど二昔前には考えられませんでした。
イタリア空軍の雷撃機に乗って、地中海を中心にイギリス海軍を目標にします。
ミッションカードを引きます。
それによりターゲットカードを何枚引くかが決まり、引いたターゲットカードから目標を選びます。多くは1枚なので選択の自由はあまりありません。
ミッションはイベントカードデックを構築します。基本は、太陽1、雲1、波1、飛行(ノーイベント)2、対空射撃2です。これにミッションカードとターゲットカードで指定されたカードを追加します。自分の経験値が上がると、飛行を追加できます。
距離7から始まり、イベントカードを1枚ずつ引いて解決します。
飛行なら何もしません。対空射撃なら対空射撃を解決し、当たればダメージを受けます。
対空射撃の解決は、距離によって解決デックを構築し1枚だけ引きます。遠いと当りにくいのは当然。また、雲カードを引くと、次の対空射撃カードを無効にできます(雲に隠れて接近)。太陽を引くと、次の対空射撃のデック構築時に命中率が下がります(太陽を背負って接近)、波があると雷撃の命中率が下がります。
一度やればすぐに慣れます。
単なるカードゲームながら、雷撃機としての一番重要な意思決定の醍醐味はあります。つまり、どこまで接近して投雷するかです。
雲を引いたら次の対空射撃は受けないので接近続行です。太陽くらいだと微妙な感じ。デックの枚数は判っていますから、残りに対空射撃がなくなれば、もちろんGOです。
ダメージを受けると、対空射撃が当りやすくなり、雷撃距離が制限されて接近しなければ攻撃できなくなります。
任務終了時に修理の試みは可能です。これも解決デックで判定します。
ちょっと同じ作業の繰り返し感が強いかなという気がしますが、ある程度の回数をこなさないとラックのバラツキが大きすぎるので仕方がないでしょうか。
今回は8回出撃して5隻をしとめました。その中に空母インドミタブルがいたので、銀勲章を獲得しました。
アイデア的には優れていると思います。繰り返し作業感が苦手でなければ、一度プレイしてみて良い小品と思います。