×黄色い夜を読む

宮内悠介です。

図書館。

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エチオピアの隣に独立したE国は、ギャンブルを唯一の産業としてカジノタワーを建設しました。

そのカジノタワーは上へ行くほどレートが高く、最上階で勝つとE国そのものを手に入れられるとも。

主人公は、パートナーを見つけてタワーに挑みます。ブラックジャックやポーカー。

そして、地味ながら毎年タワーで行われるセキュリティーソフトの競技会。

こうしたものを勝ち上がって上っていくという機軸で、いかにも宮内作品らしい。

リーダビリティは極めて高く一日で読み終わります。

でも、正直に言って、あんまり面白くありません。長編を支えられるような題材ではないのでは‥という指摘をネットで見ましたがそうかも。盤上の夜のように一競技、一短編の方が良いのかもしれません。

つまらないというほどでもないですが、再読することはあるまいという意味で×評価としました。