最後まで終りました。
リアルタイムでは3月31日です。
ラス前までは、こちらの方が「天国と地獄」より良いという評価でした。最終回で逆転した感じがします。「天国と地獄」の最終回は、意外性、感動、必然性の三拍子揃っていました。
それに対して本作の最終回は、意外性はありましたが、感動は薄く、必然性はさらに薄かったように思います。
主役が死んでしまう作品は時々ありますが、その流れに必然性が感じられませんでした。これだったらホセとの試合をもっと前の回からクローズアップして置かなければ納得感がないのではないかという気がします。特にプロレスの話しなのでアングルの組み立てが不十分なのは、大いに減点と思います。
ただ、ホセ・ゴンザレスって、ブロディを刺殺したレスラーの名前なので、この名前が出てきた時点でブルーザーを自認していた寿がホセに殺されるのは自明だったのかも知れません。
俺のいない俺の家の顛末も、さくらがどうして踊介と結婚してしまうのかも非常に唐突で説明不足と言う気がしました。納得の行った方がどれくらいいるのでしょうか。
ネットでの感想を見ると、この結末を予想していた方も少なからずいるようで、クドカン作品としては想定内との声も聞きます。しかし、個人的にはどうにも納得が行きませんでした。
潤沢が出てきた家族旅行編が一番よかったですかね。