ハヤカワ文庫JAの総解説1/3です。
JAは創刊が遅いのですが、さすがに創刊時点では筆者はリアルタイムではありませんでした。
「光の塔」あたりからがリアタイでしょうか。
そういう意味ではリアルタイム部分が、この時点から多いので、興味あるものは大体は読んでいるという認識でした。しかし、こうして改めてリストでチェックすると、いろいろと読んでみたいと思うものも。
産霊山秘録
半村良は当時はあまり食指が伸びなかったので、いろいろと落ちています。この作品は出世作の一つと思うので太陽の世界より先に読んで置くべきでしたか。
わが赴くは蒼き大地
田中光二もかなり読み落としています。田中冒険SFの原点。ハルキ文庫版が出た時に手に取って結局買わなかったのが悔やまれます。
異星の人
ドゾアではなく田中光二です。
女と女の世の中
鈴木いづみさんです。亡くなられた後に全集が出た時に手に取ったのですが、これも買いませんでした。全集は一冊買うと、ついつい全部欲しくなるので警戒しているのです。
呪いの聖域
藤本泉です。五代格さんの「クロノスの骨」まで読んだのに、どうしたものか藤本さんはスルーしてしまいました。今回、梗概を読むと、これも伝奇ものとして面白そうです。あの頃は伝奇ものに関心がなかったのです。
ケン・リュウ
人とともに働くすべてのAIが知っておくべき50のこと
冒頭に古いAIの死亡記事が登場します。
AIが人間的な機能を持つようになり、そのAIもまた老朽化により死亡する日が来るという示唆です。その経験豊富なAIから若いAIへの助言リストが主題の通りです。
余談ですが本作を書くのにケン・リュウはディープラーニングAIを使用しており、作品の10%程度はAIが創生した文章だそうです。
いずれAIがヒット小説を書く時代がやってくるのでしょうか?
ヴィナ・ジエミン・プラサド
働く種族のための手引き
上記と近い設定です。新人のサービスロボットが、メンターとなった古参ロボットと、SNSでする会話の体。