板橋会:血戦、連合艦隊を対戦プレイする

 久しぶりに都バスに乗りました。赤羽駅からときわ台駅行きです。赤羽から反時計回りに、17号、首都高5号線を横切って進み、前野小学校前まで。思っていたより乗り出がありました。
 DRAGOONさんがセットアップを済ませて置いていただいて、到着後、簡単なポイント説明の後、日本軍を持ってプレイ開始。まずは、シンガポールから蘭印を目指します。
 井上成美は南下してオーストラリアへ。
 首尾よくオーストラリアを手に入れられたことから、インドもしくはハワイを取ってのサドンデスの誘惑に駆られます。南雲艦隊をニューギニアから蘭印へ移動させてインドを窺うのですが、インド航路は遠くダイスチェック4以下でないとインドへ進入できず、結局、辿り着けませんでした。
 第4ターン以降は蘭印を失うと厳しい燃料制限ルールを課されるので、南雲が蘭印で燻ぶっていたのは結果的には良かったのかもしれません。
ハルゼーが出世してオーストラリアから北上を開始してきて、いよいよ本土決戦かという雲行きに。
 しかし、最終ターン前に蘭印を予定外に奪回ができて最終ターンは十分アクションできることに。これが大きかったです。それとは別に、もう一つの主力であるニミッツ艦隊がアリューシャン経由で本土へ進んできたのですが、アリューシャンを拠点とする細萱戊子郎提督が更迭後に同じ海域に再活性化してニミッツを拘束したためにニミッツは最終ターンの本土決戦に間に合いませんでした。

 これに加えて蘭印を制した近藤信竹がフィリピンへ進出してフィリピンを奪回せんとしたことで、連合軍の投了となりました。

 今回の感想戦では以下のまとめとなりました。
1:VP的には日本軍がゲージを振り切ってしまい、連合軍は終了までにこれを逆転することはとてもできそうにない
2:このため、連合軍は勝利のためにはフィリピン、日本本土の同時支配によるサドンデスを目指すしかない
3:連合軍の戦力的には上記2は達成可能と思うが、一旦、確保したフィリピンを奪回されたり、最終ターンの本土決戦に間に合わないように拘束されたりしては困るので、蘭印支配による日本軍作戦制限を最後の2ないし3ターンは確実に日本軍に課す必要がありそう
4:そうすると第5ターンあたりで蘭印を奪回し、以後、奪回されないようにすることが要諦となるのではないか

  逆に言えば日本軍は、上記4を妨害してやるのが効果的なので、インドサドンデスを狙って有力な艦隊をインドに送ったりしないのが良い(戻ってくるのにもチェックが必要になるため)。
サドンデスを早めに断念して終盤に蘭印を確保することを考えて有力艦隊の配置を考えて置けば、VPによる判定勝ちをできる可能性は大いに高まるものと感じました。

「これは、イッタイ、ナニをシミュレートしているのですか?」と感じるシステムとテーマのミスマッチが多少見受けられますが、競技ゲームとしてはプレイアビリティとエキサイトメントが高い水準で両立した良いゲームと思いました。
 ただ、面白さの本質は「太平記システムの面白さ」そのものであることは間違いありません。ミスマッチ感がない「吾妻鏡」を先日プレイしたばかりなので、再戦するならどちらかと言えば今すぐなら(大河が旬の時期をやっていることもあって)吾妻鏡かなとは思いましたが、これもかなり良い感じであることは間違いありません。