板橋会:ORP Orzeł を対戦プレイする

ポーランドの伝説(?)の潜水艦オジェウ号のポーランド戦役開戦劈頭の脱出行を扱ったダイスローリングブラインド航行ゲームです。
潜水艦好きとしては見逃せませんが、ポーランド語のメーカーサイトでは歯が立たなかったので、この機会に遊ばせていただきました。
「オジェウ事件」自体は日本語ウィキペディアがちゃんとありますのでご参照ください。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%A6_(%E6%BD%9C%E6%B0%B4%E8%89%A6%E3%83%BB%E5%88%9D%E4%BB%A3)#オジェウ事件

どちらの陣営も専用ダイスを4個使用します。
まず、これをそれぞれダイスロールします。ロールする度に最低1個ずつ目を確定させて取っていき、両軍とも目が確定した所で潜水艦側の移動、続いて水上艦側のアクションを実施します。
潜水艦側は8個のマーカーを盤上に置いて航行します。4つが本物で4つがダミーです。
潜水艦に隣接した位置から順に配置していき、両軍アクション終了後に残っているマーカーの隣接マスまで潜水艦を移動させます。ただし、当該マーカーまで現潜水艦位置からマーカーが連続していなければなりません。

必然的にマーカーをたくさん置いた方が良いのですが全部で8個しかありません。
また、ダミーマーカーは水上艦側のサーチアクションで表にされると除去されます。本物マーカーはサーチされても除去されませんが、サーチ後に本物であることが判った状態でアタックされると除去されます。4個の本物マーカー全てを除去されると沈没して負けになります。
今回、潜水艦側を担当させていただいたのですが、非常にジレンマがきついと感じました。
脱出するためには移動しなければなりませんが、ダミーは簡単に除去されて盤上に残らないので、ほとんど役に立ちません。すると、除去されにくい本物に頼ることになりますが、そうすると、沈められやすくなるのです。水上艦側の確定ダイスに、アタックがない時には本物は確実に役立つのですが、今回のプレイではそういう状況は発生しませんでした。仮にそうなったとしても、相手のダイス確定の方が後なので最大限に役立てることはできない手順になっています。

で、結局、沈んでしまって負けました。まぁ、ダイスゲーだから仕方がないと言えば仕方がないのですが。

まぁ、潜水艦と言う艦種は決して強くないということを再認識させられる教材だとも言えます。