悪女!を見る

やってきました最終回。
結論として、終始常に楽しく見ることができました。
退職勧奨的なことまでして管理職ポストを開けて女性管理職を増やそうとするJK5が社内に軋轢を生むことから、田中はずっと世話になってきた峰岸と袂を分かってJK5分室を作ります。
そこで、いろいろな社員の相談を受けていると、女性だけでなく男性社員の問題を解決しなければならないことに気付きます。
そんな中、退職に追い込まれた江上人事部長がJK5の黒い真相を週刊誌にリークして記事になってしまいます。緊急説明会に立つことになった峰岸が辞表を準備している気配を察した田中は緊急説明会に間に合わせるべく社内の味方を動員します。
で、緊急説明会では田中が女性管理職のロールモデルとしてはハードルが高すぎる峰岸の真実の姿を次々に暴露します。そんなわけで、意外とハードルは低いこの方。私田中が心から目指す、最高のロールモデル、峰岸雪さんですと言い、だから、辞めるなんて言わないでください。むしろ社長になってください。峰岸さんがやりたいこと、全部叶えて、世界一幸せな社長になって、女が出世するってこんなに楽しいんだぞってみんなに見せつけてください。田中は峰岸さんを追いかけます。

そして、世界一ハードルの低いロールモデルになって見せます」と宣言します。

その中で、「仕事はわりきってやった方が良いと言っていた梨田先輩が、「管理職を目指す」って言いだしたんです」と引用して、梨田が少しだけ再登場しました。
それ以外にもだんなが蒸発していたマミコの所にはだんなが帰ってきたり、人事部長になった夏目も再登場し、峰岸に新入女子社員でJK5に悩んでいる子が多いことを峰岸に告げます。

かくして分裂していたJK5推進室は再度一体化し、シン・JK5推進室となりましたとさ。

また、峰岸が「管理職にならない道も用意すべきでした」という場面ではエンジニアの川端が大いに頷くのが写りました。
全体として女子社員を中心とした群像劇として、非常に楽しく見られました。
「困った時の小野正」は、どう見てもマリリンに落ちているのですが、そこは敢えて告白しないのが上品な感じで好感度高かったです。

ドクターホワイト組の高橋文哉と高橋努が両方ともそれなりの大きさの役で活躍したのも、機敏なキャスティングの成功例と思いました。どのドラマを見ても同じような顔ぶれでやっているように見えるというデメリットもありますが、まだこの二人は消耗していないと思います。