8月のNHK杯囲碁トーナメント

一力vs上野戦は人気カードですが、高尾先生が無難に解説されていました。強いて言うならば、少し謙遜が過ぎてやしないかと。いやしくも歴史上8人しかいない名人本因坊の一人なのですから、「ぼくなんかが打ったらすぐ潰れちゃいます」と言うことはないと思うのですが。

天元vs伊田九段は銘琬先生でしたが、解説が難しい碁だったと思います。関天元の強さを上手く解説して欲しい所なのですが、わたし自身も見ていて良く判らず説明できません。

三村九段vs余正麒戦はレドモンド九段。三村先生の本格派としての強さが出た碁で、レドモンド九段が冒頭の棋風紹介から三村先生の本格派ぶりを繰り返し言及して説明しており良かったと思います。

昨日は関西棋院若手対決で佐田七段が田中三段を降ろしました。解説は結城九段。この碁も佐田七段のわかりにくい強さを結城九段と星合さんで上手く説明していて良い解説だったと思います。結城九段も少し謙遜が過ぎるでしょうか。

9月は、山城先生が登場、またリクエストしていた清成先生も登場するので非常に楽しみにしています。清成先生が解説されるということは、村川vs河野戦は大阪で打たれるのですかね。