NHK杯囲碁トーナメント開幕

 決勝が終わると、すぐに新しい期が始まります。

 27才の佐田君が「今日はぼくが最年長なのですが」と言い出してビックリ。対戦相手の六浦君は24才。解説の関天元に至っては21才。聞き手の星合さんが25才でした。
 世代交代の波がまた来ているなと感じます。
 六浦君が手厚い碁で大石を仕留めて勝勢になりましたが、佐田君がしぶとい終盤力で粘り強く差を詰めていき、最後は300手を越える熱戦となり一目半だけ六浦君に残りました。
 この差だと半劫を最後まで争うので手数が長くなるのは止むを得ません。
 関天元の解説は初めて聞きましたが、無難にこなしていました。
 途中、星に掛かって桂馬にスベル定石が登場した時に懐かしいと思いましたが、ここで星合さんから「どうしてツケ二段が増えたのですか?」というシンプルにして深遠な突っ込みが来て、「これは訳はあると思いますが、簡単には説明しきれませんね」といなしてしました。端的に言えばAIが薦めるからなのですが、なぜAIは薦めるのかをAIソムリエに是非とも説明して欲しいと思っての星合ツッコミでしたが不発でした。