10月最初は、六浦七段-伊田九段の中部対決で、解説は中部の重鎮、山城九段でした。来週が羽根九段の対局なので、名古屋で二本撮りしたのでしょう。で、来週の解説者が東京の人の秋山次郎先生と言うのが判りにくい。ちょうど、名古屋にいる日程だったのでしょうか。そうか、酒井四段が緑星会だから兄弟子として呼ばれたのですね。
秋山先生も久しぶりに画面に写るので楽しみです。
それにしても名古屋での解説者ですが、改めて探してみたら、中小野田先生、小県先生、彦坂先生などいろいろといる気がします。小県先生も2009年に名人リーグを落ちてから、めっきりNHK杯では見かけなくなりました。世代交代の波は厳しいものです。同じようなポジションに、イケメンで売っていた溝上先生がいるのですが、やはり最近はお見かけする機会が‥。村川先生も8年間定位置だった名人戦リーグを落ちてから3年経つので、ここらへんで復権して置かないと解説に呼ばれなくなりかねないですね。頑張れ、村川大介。
そういう意味では秋山先生って両リーグ入りしたことがないのですね。それにしては存在感あるのですが、天元挑戦が大きいのですね。番碁に出てこそ一流棋士なのだなと改めて思います。
で、当日を見ましたが、混沌流と言われる酒井四段が羽根九段を撃破しました。解説の秋山さんと星合さんと酒井君は全員緑星会だそうで、緑星会包囲網にやられた感じでしょうか。解説の秋山先生が言われていた通り「羽根先生は穏やかな碁を好みますが、力が弱い訳ではない」ので、大丈夫だろうと思って見ていましたが苦杯を舐めることになりました。残念だなぁ。また、解説で出てきてください。志田-平田戦はきっと名古屋録りですよね。六浦八段も大竹君も残っていますし名古屋勢の健闘が目立ちます。そうか、これだから名古屋の解説者が足りなくなるのですね。でも、下島先生は避けて欲しいなぁ‥グチグチ。
第3週は、その大竹君が登場。令和の平明流と呼ばれているそうで、なるほど簡明な手段を好むのが良く判りました。張栩九段が左下の三々打ち込みからの仕掛けに失敗して丸取りされて劣勢となり、最後まで差を詰めることができませんでした。
通りかかった家内が「張栩さん、目付きが悪くなったわね」と言っていましたが、この話しが囲碁フォーカスでもNHK杯でも話題になりました。最近、思うように打てていないということなのでしょうか。羽根先生や張栩先生がどんどん若手にやられる時代になったのですね。平成も遠くなりにけり。