グランドブダペストホテルを見る

WOWOWです。

坂井真紀の10月のお勧め映画として放映されました。

アカデミー賞受賞作とは言え、美術賞、メイキャップ賞、衣装デザイン賞など、装飾的なマイナー部門を4つ取っただけですので、それほどのメジャリティーはない感じです。

ただ、坂井さんが言う通り、絵として不思議で美しいのは間違いありません。

独米合作のコメディで、舞台は東欧のズブロフカ共和国に建つグランドブダペストホテルです。

主役は同ホテルのコンシエルジュとベルボーイです。

コンシエルジュが歴史的名画の相続人として相続騒動に巻き込まれ拘置所に収監されてしまいます。ベルボーイは彼を助けるべく動き、実際に脱走に成功し、遺産も無事にコンシエルジュに相続される大団円となります。

しかし、最後にはズブロフカは共産化され財産は全て国有化されてしまいます。

坂井真紀によると、主役を演じたレイフ・ファインズは、監督から台本を送られて「どの役をやりたい?」と尋ねられたのだそうです。結局、監督が彼に主役をオファーして撮り始めたのですが、他の役を希望されたらどうするつもりだったのか非常に不思議です。