悪魔のような女を見る

WOWOWです。

クルーゾー監督特集の3番目ですが、密告に続いて2つ目の録画視聴です。

学園を遺産相続した娘と結婚した校長。暴君のように振る舞い、教師の一人を愛人にしています。

その妻(左)と愛人(右)が二人で結託して校長殺しを計画し実行する段階から映画は始まります。妻と愛人が結託する時点で不自然さがあり、どうしてそうなったのだろうと思いますが、そこは結末で判ります。

酒に睡眠薬を混ぜて置く愛人。薬で眠らせて置いて、バスタブに沈めて溺死させます。

この死体を衣装ケースに入れて運び、学園のプールへと沈めます。

で、誰かが発見してくれるのを待つのですが、一向に発見されません。

妻はついに覚悟を決めてプールの水を抜いて清掃するように命じます。

ところが、プールから死体は出てきませんでした。死体は一体どこへ?

苛立つ妻に対して、あなたとはもう一緒にやっていけないと愛人は見捨てて行きます。

広い学園に一人で寝泊まりする妻ですが、夜中に物音がするので起きてみるとバスタブに沈めたはずの校長の死体が。

さらに恐るべきことに死体は動き出し彼女に向って来ます。心臓の弱い妻は心臓発作で死んでしまいます。

すると、愛人が登場し、「心臓が弱いくせにしぶとかったわね」と校長に話しかけます。

実は校長と愛人が組んで、妻を殺して学園を乗っ取る計画だったのです。

「密告」も面白かったですが、これも面白かったです。

ちなみに妻役はクルーゾー監督の奥さんのヴェラ・クルーゾーだそうです。