金曜日は新橋へ出張で、早めに終わったので日比谷へ行って見てきました。公開初日です。
カンヌの脚本賞を取ったと言うので、これは見ておかねばという判断です。
是枝作品を見るのは、「三度目の殺人」以来になります。
あれも重かったのですが、今回も重い作品でした。
小学校での教師(瑛太)の体罰事件、それを組織隠ぺいしようとする女校長(田中裕子)、それと戦うシングルマザー(安藤さくら)という見せ掛けで始まりますが、真相がどういうことなのか薄皮を剝ぐようにしか見えてこない複雑構造物です。
ただ、最後まで見終わった時の後味は非常に良かったので、まだの方は安心して観に行ってください。決して損はさせません。
主役の二人の子役は難しい役を見事に演じ切っています。もう一人、途中で発言を覆す女の子がいて、この子も存在感があったのですが、ポスターには映っていません。