在るであろう未来に向けて

 タイトルでは何のことか判りませんが、こちらを受けています。

bqsfgame.hatenablog.com

 2年前に頓挫した時に書いておいたもの。これがあったからこその今回の2回目かと思っています。

 なので、3回目を実現するためにも今回の今のいろいろな存念を書いておかなくてはと。

 両軍の戦略についてBGGのフォーラムを当ったところ、イギリス軍側についてこちらがありました。

British Strategy | BoardGameGeek

 ずばり英軍の戦略です。

 こちらを読むと、先ずプレイブックの27-29ページは読んだかと問い掛けられています。デザイナーによるプレイヒントです。シナリオ別(つまり時期別)の戦略にも触れられていますが、総論としてのヒントの方が多くの人の役に立ちそうなので、訳して置きます(機械翻訳ではありません)。

 

プレイヒント集

1:勝利条件水準を確認し、その年のVPボーナスを確認する

2:常にアクションラウンドもアクションポイントも十分ではない

3:焦らず増援を待つ

4:広大な戦場に少数の戦力

 本ゲームではすべてを守ることは不可能であり、あなたが盤の一方面での攻勢に集中してしまうと、相手は別方面での奇襲により貴方を困らせるでしょう。勝利条件を検討して何を譲歩できるかは判断しておくこと。

5:先手を取る場合は前項に従って敵の奇襲を検討し必要に応じリアクションAPを設定すること

6:ただの荒地ポイントであっても複数の有力な略奪対象にアクセスできるようなポイントは敢えて占有する価値があります

7:建設された砦は動くことこそできませんが実質的には追加のユニットです。それは敵の襲撃を妨害でき、圧倒(overwhelm)を防ぎ、戦闘で相手にハンディを与えられます。特に相手に砲兵がなければ三年の患いとなることでしょう。

8:部隊の集結アクションは、それが齎すペナルティにも拘らず危急の時の有力な選択肢になります。

9:補給ラインを無防備にしてはいけません。砦の建設や後衛の残置は手間や戦力コストに見合います。

10:同型のユニット同士ではパンチが入りやすい

 同じ型のユニット間ではダメージが発生しやすいので、同じ型のユニットが待つ敵地へ進む前には二度考えてください。特に英△ユニットをインディアンのいる場所へ差し向けるには気を付けてください。

11:成功に酔ったインディアンは姿を消す

 襲撃に成功したインディアンは、一旦ロスボックスに送られてしまうことは忘れないように。

12:砲兵は賢明な方法で使う

 砲兵はもっとも攻撃力の高い兵種で、陵堡を破壊するのに必須です。しかし、数が非常に限られているので使い方には熟慮が必要です。緊急砲兵が事態を緩和してくれていましたが22年6月の改訂で、このルールはなくなりました

13:戦闘は勝算がある状態で挑む

 ペナルティを受ける攻撃ではペナルティを跳ね返して勝てるだけのダイロール数が確保されていることを確認してください。

14:陵堡は防壁であるが墓標ともなる

 潰走が発生した時に、同時に戦場の最後の陵堡が破壊されると、防御側は退却できずに全滅することに注意してください。

15:WIEチットは生かしている

 非常に振れが大きく、これをベースに戦略を立てることは難しいでしょう。しかし、持っていれば時として勝利を掠め取ることができるかも知れません。

 

 なるほど、1は基本ですかね。

 6、8、14あたりは、こうしてポイントとして指摘してもらって嬉しい感じです。特に14は見落としやすいですね。

 今回のプレイ開始時のルール確認でも12については旅団長さんから指摘がありました。緊急砲兵がなくなったことで、イギリスの艦隊はあまってしまって手持無沙汰という印象も受けます。これがあれば、今回のプレイでもルイブール上陸作戦で砲兵転換して活躍したのではないかと思います。

 このルール改訂でルイブール上陸作戦の成功率はだいぶん落ちたのではないでしょうか。定量的に計算しにくいですが。