べらぼう:第5回:蔦に唐丸因果の蔓を見る

 一週間遅れが定常化しつつあります。

 唐丸って、第1回からずっといるので、なんとなく昔から蔦重の相棒のように錯覚していましたが、第1回冒頭の明和の大火で拾われたのですね。

 ブンガクの言葉を借りるなら、「お前とは縁もゆかりもないんだからな」という関係です。

 その唐丸の所に、顔に向こう傷のある男がやってきて金をせびります。唐丸はもちろんそんな金を持っているはずもないのですが、男は店の金を横領しろとしつこく勧めてきます。

 この時に唐丸が蔦重に相談したそうな気配を出して、蔦重も少し感度があったのですが、前回の板元失敗のショックが尾を引いていて痛恨の見逃しをしてしまいます。

 次郎兵衛は、手金庫の金が軽くなったような気がすると蔦重に尋ねますが、唐丸は「なにか高い本を買ってお忘れになっているのでは」と胡麻化します。減ったという確信もない次郎兵衛は、「やっぱり俺かねえ」と得心は行かないものの、それ以上、追求するほどには不信は高まりません。

 一方、板元になるのを諦めきれない蔦重は、日本橋で字引類を扱う須原屋を訪ねて相談します。すると、須原屋(里見浩太朗)は、ウチはのれん分けで商売を始めたよと教えてくれます。

 それを聞いた蔦重は節を曲げて、鱗形屋に頭を下げて雇ってくれと交渉します。鱗形屋の中で実績を挙げて、いずれ分家独立しようという長期戦の構えです。

 というのが吉原の進捗ですが、平賀源内先生は秩父の製鉄所の目論見が上手く行かず、鉱夫や船頭から吊るしあげられます。

 船頭の頭目佐々木健介。そりゃ怖いわね。