23-5を一気に見て少し減らしたので、貯金を吐き出さないように引き続き。
べらぼうは、小芝風花が退場して以来、あまり色恋沙汰の話しはありません。

突如として蔦重は結婚しましたが、実態は店を買い取ったことによるビジネスパートナーなので、やはり色っぽい話しはありません。
浅間山噴火で突如として米相場は急騰しました。実態は、本当に米が足りないというより投機筋が入って来たので、もっと上がるのを見越して皆が売り惜しんでいるという話しのようです。現代の米高騰にも通じる話しです。
そんな折に突如として日本橋蔦屋にやってきた居候の女が、ここぞとばかり白米を大食いしています。その顔を見た蔦重は、「てめえ、なんでこんなとこにいやがるんだ」と激高して耳を引っ張って放り出そうとします。蔦重を吉原に捨てて行った実母のおつよ(高岡早紀)です。
嫁のていは、「昔から孝行したいときには親はなしと申します」と実母を粗末に扱うことを窘めます。「そうだよねえ」とおつよ。
それでも「ただ飯喰らい」は気が退けたのか、次に蔦重が帰宅すると奥の間で髪結いをしています。「てめえ、なに勝手に商売してるんだい」と怒る蔦重。
「商売じゃないもん、お代はいただいてないから」
では、どういうことかと言うと、髪を結っている間に、店の本を読んでもらって、気に入ったら買ってもらおうという間接営業なのです。
そうか、そういうことならと蔦重は、客が手に取っていた本を出発点に、同じ作者や同じお題の本を次々に紹介していきます。
その後でおていが、「旦那様がご本を紹介していく立て板に水の口上はたいへん面白うございました。これを絵図にして店の者皆に勉強させれば売り上げに役立つと思います」と言い出します。
ここで蔦重思いついて、「だったら、その絵図をおまえさんが作ってくれないかい」と頼みます。
次の日からおていは本の紹介を手札にまとめ、それを畳の上に並べて関連図を一生懸命に作り始めます。
場面変わって幕閣では、米の値段が昨年の二倍になったと聞いて老中田沼は、これを収められなければ自分は終りだと危機感を持ちます。
それを受けた意知は、蔦屋にやって来て「米を売るものが自分で下げたくなる策はないものか?」と尋ねます。蔦重は米相場には疎いので知恵はありませんが、ちょうど出版予定の黄表紙について市中株仲間の了解を得ないと流通できないのだという愚痴をこぼします。
それを聞いた意知は、なにか閃いたらしく礼を言って急に辞去していきます。
御三家の筆頭格の紀州様が江戸城へ来て田沼老中に策の有無を問いただします。
それに対して意次は意知を紹介して喋らせます。
「しばし、米の株仲間を廃します。かつて株仲間は流通バランスを調整して価格を安定させていましたが、今では逆に団体行動をして価格を不安定にさせる元凶となっております」
と説きます。紀州様(高橋英樹)は、これに納得してやってみよと承認しました。
日本橋に戻って、おつよが「おていが姿を消した」と蔦重に告げに来て、これが残っていたよと完成した関係図と置手紙を渡します。手紙には、「江戸一の利き者の嫁は自分には務まりません」と書いてありました。
蔦重は以前におていが出家を考えていたことを思い当たり件の寺に急ぎます。そこにいたおていに、「自分が目利きした、たった一人の女房がおまえなんだよ」と告げてハッピーエンドです。
この回まで蔦重の嫁とり編として一塊ですかね。いわば、丸屋ブロックでしょうか。