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そんな訳で非常に荒削りなゲームなのだが、「ドラゴンパス」あたりもそうだが勢力を召還して集めていくゲームというのはそれはそれでプレイしていて面白い。あの王国はウチの味方にしてやろうと思っていると、他にも狙っているヤツがいたりしてなかなか思うに任せない。このあたりが妙味なのだろう。
世界を知り尽くしているプレイヤーなら、法や混沌の一方の勢力を強めに集めて天秤を意識して傾けに行くという戦略もあってしかるべきところ。だが残念ながら、魔法の引きが良くないと狙ってそうは持っていけないので、やっぱり結局は「引きゲー」か‥(^_^;
あとこのゲームに対して原作のファンが誤解して期待してはいけないことは、このゲームは「新王国の立場でメルニボネを滅ぼしに行く」ゲームであって、「エルリック」の数奇な運命を主眼に据えたゲームではないということだろう。これはゲームのテイストや存在意義を大きく規定しているので、「エルリック」の名前に惹かれて入手を考える場合には理解しておく必要があるだろう。