SGC例会:シャドウハンターを対戦プレイ

bqsfgame2006-03-12

最近、あちこちで話題の「シャドウハンター」を7人でプレイしてきた。
闇の者たち、それを狩るハンターたち、それ以外の人たちという三種の立場のキャラクターたちに秘密裡になって、互いの正体を知らない状態で応酬する中、自分の勝利条件を目指すというゲーム。こう書くと、往年の人気ゲーム「超人ロック」を連想するのだが、先ず間違いなくインスパイアー原典の一つであろう。
シャドウ側はハンター陣営の全滅、ハンター側はシャドウ陣営の全滅、ニュートラルたちはそれぞれの独特の目的を持っている。3つのカードがあり、攻撃系のカード、防御系のカード、他者の正体を探るためのカードになっている。ボード上をダイスに従って移動し、カードを応酬したり、直接攻撃し合ったりする中で、様々な思惑が交錯していく。
難しいフレームワークのゲームだが、すっきりしたルールで済んでおり、プレイの進行具合も悪くない。シャドウ側の方が無責任に攻撃しても勝てそうに見えるので有利そうに感じるが、ニュートラルの中に最初に死ぬことを目指すダニエルというキャラがいて、最初に死者が出たときに自分が目的を果たせないと改心してハンター側に勝利目的としてはジョインするようになっていてバランスの工夫がされているように思えた。
国産のゲームとしては、かなり良く出来ている方だと思う。こういうゲームは是非とも売れて欲しいものだ。
正体不明の中で敵味方が混じっているという構図は、先日プレイした「キャメロットの影」も同じだが、あちらはとてもゲーム初心者にはできないと思ったが、こちらはできなくもないという気がする。その意味でも良いゲームだと思う。
プレイの方はサイコ系のニュートラルキャラであるクリス(?)だったのだが、二人目が死んだ辺りで正体を知ることができたアリーを狙って勝とうと思って狙っていた。ところが、シャドウが二人倒されてしまって、ハンターと改心したダニエルが勝ってしまって目算が外れた。シャドウが一人になった時点で動き出して、もう一人のシャドウ(ほとんど行動から正体が割れていた)と紛らわしい行動をしておいた方がチャンスがあったかも知れない。反省。
とまれ、持ちキャラが変れば、また全然違った見え方をしそうなゲームなので、是非ともまたやってみたいものだ。