1889をソロプレイ

bqsfgame2007-01-28

早速だがソロプレイしてみた。
久しぶりにプレイする18xxシリーズなのだが、少しやっていくに連れて色々と思い出してきてスムーズに進むようになる。結構、体が覚えていて、そうか1830の発売当時に自分で訳してかなり遊んだんだものな‥と懐かしく思う。そこまで遊びこみながら、あまりにヘヴィーなプレイ感、とりわけランダム要素がなく言い訳が聞かない点や、研究してプロ化した層の出現などで、もうプレイすることはないかと思って手放してしまった。少々惜しいことをしたかとも思うが、現実問題としていまでも身内でプレイするなら他に持っている人がいるのでプレイに困るわけではなく、それはそれで良かったのかと思う。
むしろ、コンパクトにプレイでき1830の醍醐味を満喫させてくれるもの‥という無理なお願いを、この1889が果たしてくれていたのだから、結局、コレが手に入った時点でやはり我が家には1830は要らなくなっていたのだろう。
ルールはほとんど1830。雑な言い方をすれば、1830を起承転結とするなら、その起転結で組み立てたのが1889かも知れない。マップは狭く、瀬戸内側と太平洋側の間には山地があり実勢的な展開範囲はさらに狭い。本四連絡橋部分が盤外長距離路線になっているので、瀬戸内側の方が初期も終盤も事業規模が大きそうである。
四人プレイ想定だと、各プレイヤーが本四連絡橋の袂から出発する各社を展開することになる。さらに二社が組合せメリットを求めて設立され6社体制に。残る黒潮鉄道は太平洋側起点な上に駅トークンも少なくフローティングせず。この時点で3−5の車両が合計12両を、6社で2両ずつ持つ展開に。全プレイヤーが3の車両を持っており、かと言ってどの会社も3だけにはなっていないという非常にバランスした展開に。ソロプレイで互いの思惑が見えるので、各自ひどい目に合わないように堅く運営するとこうなりやすいのかも知れない。
こうなると、状況が進展して黒潮鉄道の展開メリットが出て来るか、この展開では勝てないと見たプレイヤーが高株価会社を売ってその会社の株の含み益で逃げるプレイヤーを叩きながら、その資金の投入先として黒潮フローティング、6車両購入へと動かないとしばらく嵐の前の静けさ展開かということに。此処までで3時間を経過、深夜になったので終了とした。
ソロプレイとしてはかなり先まで進み、18シリーズの勘は取り戻せたと思う。1889の各社の特性もある程度は見えたと思う。次の対戦の時の指針が得られ、目的は達したと思う。
なにより久しぶりに18シリーズの魅力に触れられて嬉しかった。やはり楽しい。しかも、1830の魅力のほとんどが漏れなくコンパクトな中にきちんと包含されている。池田デザインは、個人的には「本能寺への道」、「義経」に続いて3つめの会心作だと思う‥(^o^)