☆内藤忍の資産設計塾実践編を読む

bqsfgame2007-01-29

最近あちらこちらで薦められることの多い内藤さんの本。
大きな特徴は二つあると思う。
1)単なる資産運用テクニック本ではなく、そもそもなぜ資産運用をするのか? 資産を増やすことはゴールではなく手段でしかないが、あなたのゴールは何か?‥という問いから始まっている。
2)株式だけに限定されたテクニック本も少なくない中、投資運用の様々なアイテムを網羅的に説明、その全体に分散投資することを説き、アイテムごとの違いをわかりやすく説明し、初心者向けのもの中級者向けのものと分類して推奨プランを挙げている。
と、ここまで書いてしまうと、あとは本文を適宜参照してくれい‥という感じだろうか。
個人的には、以下の点が特に勉強になった。
3)アセットクラスごとに異なるリスクの種類の整理
4)投資信託で他人に任せる運用を活用することの意義
5)投資信託手数料のリターン比較での吟味の必要性
6)分散投資におけるリバランスをめぐる問題
7)REITとオルタナティブ
8)なぜ売るのは買うのよりずっと難しいのか