ディースントジャーニーインザダーク:ウェルオブダークネスの評判

bqsfgame2007-03-09

気になって調べたところ、BGGのこのレビューと、そこからリンクされている5つのセッションレポートが実プレイに基づいた本音の話しとして非常に参考になった。
http://www.boardgamegeek.com/thread/149851
この方は非常に好意的な視点で書いているのだが、それでもなおいろいろと問題があるという指摘をしている。5つのセッションの内の1、4、5はオーヴァーロード側の支配力が強く、ヒーロー側は辛いらしい。また、拡張キットに限らず、DJIDの問題点として、モンスターの出現を抑えるために見張り番をするようなプレイが勝つために必要だとしたら、エキサイティングな冒険ゲームとは呼びがたいという鋭い指摘もある。
一回しか対戦プレイをしていないのだが、率直に言って対戦ではルールを良く理解したプレイヤーがオーバーロードをやり、慣れていないプレイヤーが冒険者を構成することが多いだろう。このときに冒険者側が慎重なプレイをすると、ゲームがエキサイティングでなくなるのは事実。それと以前にも書いたが、冒険者たちが気付かない慎重さの代償として、次のルームでオーヴァーロードが準備万端でトラップとモンスターを揃えて待ち受けているということが発生する。結果として、プレイ時間は長くなり、最後に破局が待っている‥ということになりやすいとしたら、ゲームに慣れたプレイテスターたちでテストしたようにはゲームが実際には機能しないのかも知れない。
個人的には、根本的な問題としてゲームマスターをエンタテイナーから競技プレイヤーに位置付けること自体に無理があると思うのだが、結論する前にもう一度、対戦してみようかとも思い始めた。
プレイのスピード感を出すためには冒険者は最大でも3人までだろう。むしろ、2人でも良いのかも知れない。その方が結局のところオーヴァーロード側の資源も少なく、プレイヤーも見張り番などという石橋を叩くようなプレイに回らないのではないかという気がする。