親こそ最良の医師を読んで(つづき)

我が家の娘は、運動の遅れがある。もう歩いていて良い月例だが、まだ自分で掴まり立ちもできていない。思えば寝返りも遅かったし、全般的に運動が苦手、もしくは好きでないことは確かなようである。
実のところ、パパも運動が苦手な方なので、パパの娘だから仕方がないか‥とも思っていたが、やはり遅れがだんだんと大きくなってくると心配になってくる。そんなこともあってドーマン教授の二冊の本を読んだのだが、いろいろと勉強になった。
先ず、「運動が苦手」というのは評価として大雑把に過ぎた。娘の運動系の能力を発達プロファイルの3つの軸、「歩行」、「発話」、「手操作」に分けてみると、それぞれレベルが違うことが見えてきた。我が家の娘は、最近はお座りが好きで、座った状態で周囲の玩具を手繰り寄せて熱心に手で遊んでいることが多い。パパとお風呂に入るときもお風呂の中で両手に違う玩具を持って上手に入れ替えたりして遊んでいる。つまり、「手操作」に関しては、きちんと発達していて、操作のために必要な遠近感を持った視力の発達ともども、ちゃんとしている(つまり月例相応)。
ところが、これが「歩行」になるとさっぱりである。そこで、さらに仔細に見ていくと、最近、娘は一頃よりもズリ這いをしなくなっていることに改めて思い当たった。お座りして遊ぶことが多く、すぐに座ってしまうためなのだが、玩具を遠目に置いておいても以前なら2mくらいは這っていって取っていたのが、最近は諦めてしまう。
また、ハイハイの仕方を見ていると左手が付けず左足は後ろに伸びてしまって右肘と右膝だけを付いて左半身はべったりずった半身不随のような恰好で這っている。オヤと思っていたら、どうやら左の肘の靭帯がズレていたらしく、それで左肘が付けず、その状態で痛くないハイハイがクセになってしまったらしい。
靭帯を直してもらって、パパが最近数日間、左膝を外向きに出して膝の内側を付いてハイハイするようにパターニングしてやったところ、右足ほど前進に寄与していないのだが、ともかくもちゃんと水平なハイハイになった。靭帯が治ったせいなのか、パターニングの効果なのかは、今となっては分離できないし、そんなことより娘がちゃんとハイハイしてくれればパパは良いので、取り合えずホッとしている‥(^o^;