親こそ最良の医師を読んで(つづき)

我が家の娘は歩くのが遅いのでリハビリをしているのだが、本書を読んでからリハビリについて考えると、疑問が湧いてくる。
基本的にリハビリでは、立つための筋力という観点でリハビリしているように思う。先日もバランスボールや適当な高さの台を使って立つトレーニングをしたのだが、娘の足が踏ん張ることができるかどうかに力点があったように思う。それはそれで一つの考え方で、前回よりしっかり踏ん張っている‥というコメントをもらうことで、我が家のママがホッとするのなら良いことだと思う。
ただ、パパが見ている限りにおいては、既に娘は筋力だけなら十分に立てると思う。座っている娘の両脇を抱えてダッコする時に、「さぁ!」と声を掛けて「1、2の3」と言うと、パパが補助してくれるタイミングに合わせて娘は足を踏ん張って立ち上がってくる。ゴキゲンなときにはスクワットしていたりもする。つまり、バランスが取れるかどうかは別問題として、筋力の問題はないように思う。
それよりもパパが見ていて気になるのは、昨日も書いたようにハイハイで左右の足を交代で運動させてバランス良く進むことができていないこと。筋力だけ付いて立ち上がっても、左右の交代運動を制御してできなければ歩くことなどできないのではないかという気がする。
筋力の問題ではないし、実は仰向けにしておむつ替えに抵抗するときのキックの具合を見ると、別に左足に麻痺があるという訳でもない。それにも関わらず交代運動させることができないのは、やはりそういう運動パターンを指令する脳の回路ができてきていないのではないかな‥というのが、本書を読んでパパが感じることである。
そうだとすると、回り道のように見えてもハイハイのレベルできちんと左右のバランスを取ってスピーディーに前進することからやっていった方が、結果的にスムーズに歩く‥というゴールに早く辿り着くような気がしている。
娘にとっても、2m先のものを諦めずに、すぐに自分で取りにいけるように短期間でなった方が、本人もやりがいがあるのではないかという気がする。
生憎と海外出張でパパはしばらく留守になってしまうのだが、ママに左右のバランスの取れたハイハイのパターニングを頼んでいくので、もうしばらくしたら発達の効果がどんどん出てくるのかどうか楽しみにしている‥(^o^)