ツァヴァンドールの王笏をソロプレイ

bqsfgame2007-09-27

フェニキア」が話題なので、久しぶりに同系列の「ツァヴァンドール」を出してきてソロプレイ。
二人想定でエルフとドルイドの組合せでやってみた。エルフはエネルギー知識を持っていて、これを進めるとすぐに魔法の粉の定常収入が拡大する。この効果は非常に大きく、アーティファクト購入で先制、エリクサーからダイヤモンド体制に突入していく。ドルイド側は炎の知識を持っているので最強宝石ルビーへ進む。これも悪くないと思うのだが、立ち上がりの速さと、その回転することによる複利効果でエルフが圧倒的に引き離し、護り手をどんどん買い始めたところまでで終了。
二人だと同一アーティファクトが1枚ずつしかなく、必ず違う組合せになるので、これはこれで面白いと思った。
「ツァヴァンドール」はオリジナルの「アウトポスト」に比べるとトップに対する購入ハンデがある分だけゲームがランニングゲームで逃げ切るのが少しだけ難しくなっているはずなのだが、二人想定のプレイではほとんど効果を感じなかった。
あと決定的なのは、先日TSさんとも話したのだが、「アウトポスト」はコロニーを組み立てている箱庭を作る喜びを感じるのに対して、「ツァヴァンドール」は魔法の粉を価値基準とするキャッシュフローの最適化をしているという感覚しかしない。あまり魔法の研究をしているというおどろおどろしさを感じないのだ。非常に数理的でドライな印象が強い。
同じ系列のゲームとしては、他に「サンクトペテルスブルグ」などもあるが、内容的に比較すると個人的な好みとしては「アウトポスト」>「ツァヴァンドール」>「サンクトペテルスブルグ」だろうか。サンペテの降ってくるカードの運や、手番の綾を盛り込んで初心者にもとっつきやすくした点は評価できるが、このタイプのゲームでは数理的なセンスで争いたい人の方が多く、運の要素が強いのはミスマッチなのかも知れない。