メインの特集は「1年生から6年生まで算数つまずき発見サポートノート」。なるほど、小学校の算数ってこういう風に積み上げていくのかと改めて感心した。続く「算数が好きになる暮らしのアイディア」ともども、算数を楽しくきちんと積み上げて学んでいくための家庭のサポートの仕方が示されている。我が家ではまだまだなトピックだが、こうして示されると必要なときが来た時には心しておけるかなと思った。
高校の行列、数列、微積分あたりから実用性が落ちてきて、理工系へ進まない人には禅問答のようになってしまう数学だが、小学校の算数の段階では生活に必要な実学なのだと思う。どう生活と結びつけて楽しく学んでいくのかが重要だし、スピーディーさやスムーズさを出すために反復練習や暗誦が必要な部分もあり、それを詰め込みと否定せずにきちんと積み上げることをしておくことの重要性も感じる。考える学問と、暗記する必要とは、矛盾するものではなく互いに必要とし合っているのかも知れない。