ヤキントのアルティメタムをソロプレイ。
シナリオはヴェトナム戦争契機のベーシックゲームを選んだ。
この時期の核戦争兵力バランスは圧倒的にアメリカ優位で、大陸間弾道弾でも戦略爆撃機でもアメリカが圧倒している。とすると、ゲームバランス上はソビエトが先制射撃しないとゲームにならないので、そういうことにしてプレイしてみた。ソビエトの潜水艦搭載核ミサイルはアメリカの戦略爆撃機が着陸している飛行場へと先制射撃された。その被害が確認されると両軍の空軍は一斉に離陸、続いてアメリカの大陸間弾道弾がソビエト都市へと着弾する。続いてソビエトの戦略爆撃機がアメリカへ飛来、ニューヨーク、サンフランシスコなどを爆撃する。
しかしながら、対するアメリカのＢ５２爆撃機軍もソビエトへと到着、人口密集度が低く、対空射撃がアメリカより険しいため爆撃効率はやや低いのだが、そんなことを物ともせず量を頼みにソビエトの都市を片端から蹂躙していく。ソビエト側の戦果が既に確定しているので、Ｂ５２の爆撃でアメリカの戦果が上回ることを確認できたところでプレイは終了とした。
先制攻撃を受けてもなおアメリカの量的な優位による猛襲は凄まじくソビエト都市群を沈黙せしめたのだった。こうした核戦争の勝利に意味があるならば圧勝と言えよう‥(^_^；
この年代の核兵器の水準でかくも被害甚大となれば、この後の年代のシナリオは推して知るべしという感じだろうか。非常に教育的なゲームだという気がした。競技用ゲームとしてはまったく薦められないが、各戦争のリアリティのあるシミュレーションゲームとしては発売年代にも関わらず今もベストな一品ではないだろうか。
