アドベンチャーヴァリアントの新作「ルーンのカルト」に初挑戦。
伝説の遺物は組み入れてしまったのでデフォでそのまま。
2人想定で、気絶残り、短めルールでのソロプレイ。
一人のヒーローがカルティストを3体、もう一人が1体を倒したところまで2時間。
新機軸のルーンのカルトだが、大雑把な仕組を紹介しよう。
盤の中央にあるフォージにカルティストコマを置いてスタート。各プレイヤーターンの終了時に移動ダイを1個だけ振り、それによって移動していく。カルティストと同じマスに入ったアドベンチャーカウンターは裏返してカルトの息が掛かったことを示す。このアドベンチャーに遭遇した時には通常のアドベンチャーカードではなく、新拡張カードの事件と対決する。これらはルーンのカルトの手先で、同色の事件より手強い。しかし、このカルトの手先を倒すとVPになるという仕掛けだ。
同じマスに入ったときだけでなく、イベントカードが引かれたときにはイベント数字の半径で影響が及ぶことになっており、劇的に配下が増える。アドベンチャートークン以外のものも影響を受け、都市もカルトに支配されてしまうし、ヒーロー自身も堕落するようになっている。
この新規軸はなかなか面白い。キュロスの王笏よりいくつかの点ではっきりとベターだと思う。
一つ目は、ゲームの序盤からカルティストの活動が始まり、それによる勝利得点を狙うことができるようになること。二つ目は、カルティストを倒すことで勝利得点が得られるが、彼らに接近することにリスクがあるようになっており、ジレンマがあることだ。
依然としてエンドゲームは長すぎる気もするが、そこは勝利得点の水準を切り下げてやれば良いだろう。是非とも完全日本語化を望む。