TSR−SPIを支えたデザイナーたち

bqsfgame2008-04-16

オンスロート」は、TSR−SPIで出版された佳作だが、一般にはTSR−SPIはウォーゲーム界では忘れられた存在に近い。偉大なるSPIの崩壊後、TSRがSPIブランドを買い取ったわけだが、肝心のゲームデザインスタッフの中でいわゆるクラウンジュエルだった部分はAHの支援を受けて新生VG社を創設して離脱してしまった。結果として、TSR−SPIはS&T誌の刊行を継続するのにも苦戦するような陣容でスタートすることになった。この時期のS&Tについては、SPI時代よりも質が落ちたと言う意見が多く、筆者も同意するところだが、改めて誰がこの時代を支えていたか振り返ってみよう。
TSRがディストリビュートしたのは実際には91号からだが、エリック・リー・スミスのBGGの書き込みによると、ハーマンがデザインしたRDFが付いたこの号はSPI時代に完成していたと言うことなのでリストから外した。そうすると実際にはWWWがディストリビュートした初期の号にもTSR時代の成果があるのだが、煩雑になるので此処では省略した。