デビッド・ジェイムズ・リッチー

個人的には好きなデザイナーなので以前にも話題にしたことがある。ゲームの企画の切口という点では非常に魅惑的なものを提案できる人だと思う。ゲームルールの書き方もしっかりしていて、ルールを読んだ段階では大いに期待させる。ところがプレイするとサッパリというのが、この人のゲームの常である。
推測だが、きっと凄く頭の良い人で、頭の中で整然とゲームデザインしてしまって、それを綺麗に書き下せる人なのではないかと思う。実際のテストマップを作って地道にテストプレイするという段階をあまり経由しないでゲームを出版してしまっているのではないかと思う。実際問題として、予定されたゲームが落ちた時にはリッチーのゲームが代打で登場するという場面を何回か見たこともあり、企画から印刷までの時間が他のデザイナーより短くて融通が利いたのではないだろうか?