1800をソロプレイ

一通りのコンポーネントが準備できたので、早速ソロプレイしてみることにした。
二人専用、コーポレーションも二つだけ。しかも、親株券が40%比率なので、限りなく一人一社持ちで最後まで専属で経営するイメージではないかという気がした。
その意味では、投資家の立場で企業経営を分離している18xxシリーズのコンセプトが少し薄く、鉄道会社経営ゲームに近いテイストかも知れない。
しかし、その点を除けば18xxシリーズのテイストは、小なりと言えども一通り揃えているように思った。列車の車両数が少ないため、車両フェイズの切り替わりのクリティカルさは一般的な18xxより厳しいくらいかも知れない。
マップが狭いために線路引きのタイル配置のミスの深刻さも他の18xxより厳しい。
小さいが故に、勝負所を後に持ち越す余地が少なく、ミスをしたときに迂回して取り返すスペースもないのだ。しかもプレイヤーが二人しかいないので、大勢の思惑の違いによるノイズが入る余地が少なく、ガチンコ度の高さは18xxシリーズ中でも最強なのではないか。
また、全体の寸法が小さく、特に車両数が少ないためにフェイズ転換の間合いが短いため、自分が打った手が次に何を誘発するかが直結して見えてくる。さらに、その結果が次に何を誘発するかも、かなりクリアに見える気がする。結果として、何手も先まで読むことのできる二人完全情報アブストラクトみたいな感じに近付いている。
一回ソロプレイしただけで結論するのは早計に過ぎるかと思うが、このゲームには18xxのエッセンスが凝縮されて詰まっているのではないかという可能性を強く感じる。