ホリデイAGをソロプレイする

bqsfgame2009-02-04

ということで、二十年来の懸案をソロプレイしてみた。
ゲームメカニクスは単純。自分の手番には、手持ちのカードから2枚をプレイして2枚を補充し、そのときに2枚のチップを取る。
カードは各色の各数字に対応しており、ゲーム終了時に各色のチップのポイントは、その色の数字のプレイされたカードの連続しているシークエンスの大きさにより定まる。
実際にプレイした印象としては、意外に「メンバーズオンリー」に似ているのかなという気がした。プレイするカードが重要なのではなく、実は最後に手元に残して殺すカードが重要だと言うところが似ている。その意味では、最後に殺すカード以外は全部プレイしなければならない訳で、順番は変更してムード作りはできるものの本質的にはほとんどのカードはプレイされてしまうしかないわけだ。
ある意味では、「どこかを止める」という戦術的な思考は、「7並べ」にも似ていなくもない。
ゲームで肝になっているのは、各色のチップの枚数が、割と中盤には人気色は枯渇してしまうと言うこと。そして、一旦、入手したチップを交換して乗り換えられるワイルドカードが存在しているということだろう。これは正に「ワイルド」な働きをすることになる。
シンプルなルール、そこはかとない上品な駆け引きの心理戦。なかなか良いゲームだと思う。
個人的には、「ユーロゲーム」というジャンルには、こういう作品をイメージしていたし、今でもまだ期待しているのだということを改めて再認識することができた。その意味では最近のユーロゲームは、自分の希望からはどんどん遠ざかっているような危惧を、こちらも改めて認識した。