茨城会:K2を対戦プレイする

最近の話題のユーロゲームの一つ。以前から一度プレイしてみたいと思っていましたが、レニングラードの後に少し時間が残ったので教えてもらいました。
各自2個の登頂隊を持って、手札は6枚から3枚をプレイし、移動と体力回復をしていきます。山を登るには移動力が必要。高い所では体力の消耗があり、これに天候カードによる体力消耗が追加されます。途中にテントを設営することができ、テントでは体力消耗が1だけ緩和されます。移動ルートにはスタック制限があり、移動中は適用されませんが停止時には越えられません。上に行くほどスタック制限が厳しく、移動力消費が大きいため、渋滞したり意図的に妨害したりされたりと言うことになります。
プレイ中の解説によれば、山に登るゲームではなく、不用意に登ってしまった人を降りられないようにして死に追いやる未失の故意の殺人ゲームとも。2時間サスペンスのようなテーマです。
K2は、エベレストより危険だとされ、未だに冬季登頂の達成者がいないそうですが、なるほどこれはちょっとうっかりすると死んでしまいそうな山です。勝利得点はゲーム終了時に生き残っている登頂隊の最高到達実績をベースに争います。できるだけ高く上ること、でも死なないことが重要です。
手札のマネージメントも、天候カードも、ちょっと先までは見えると言うところがミソです。これに加えて同時プロットして開けた時に、一番大きな移動力をプロットしていた人はリスクチップを取り、移動力が低下すると言うルールがいかにも典型的なユーロゲームと言う感じです。
登山ゲームと言うと、その名前ずばりのスクールパンチがありましたが、あれよりずっと登山らしい雰囲気が出ています。ボードゲームの進化を感じました。