シラクサAD415-413をソロプレイする

今年11個目の洋雑誌の付録ゲームです。我ながらビックリです。
A3サイズのマップ、ハーフサイズのカウンターシートと、手軽にできるだろうと侮って英文を一読してやってみました。うーん、これは大誤算でした。
実際にプレイすると、非常に難しいゲームでした。
難しい理由は、
1:ユニット数が少なく非常に貴重である
2:行動数の制限が厳しい
3:補給ルールが厳しい
4:防壁などの建築が移動や補給に影響を与える
5:戦闘ルールに修整要素が多い
6:イベントが様々な要素に影響を与える
と言った所にあります。ユニットが貴重なので、戦闘や補給ルールでユニットが失われることの重要度が高く、ちょっとしたことで1ユニットでも助けられるなら運用する意義があります。
この時に特に補給ルールが痛く、冬だけでなく毎ターン(3ヶ月)の終了時に、都市、港、要塞などにいないと補給チェックになります。チェックに失敗すると、スタックの全ユニットが消耗します。既に消耗面なら除去になってしまいます。
ですので、ターン終了時には補給可能な拠点に戻りたいのですが、1ターンのアクション数が少なく、移動に1アクション、戦闘すると別に1アクションいることから良く計画して行動しないと、補給チェックになってしまいます。
また、シラクサ包囲に当ってローマ軍はキャンプを建設、さらに両軍は包囲線に沿って防壁を建設できるのですが、これが移動などに影響を与えます。
これに加えて、かなり強力な内容を含むイベントがチットにより発動するので、これも把握して計画の思慮に入れなければなりません。
と言うことで、ルールの諸要素が相互に複雑に関連しているのを理解して作戦を立てなければならず、一読しただけで「なるようになるさ」と言うプレイ方法では無理がありました。
ルールやイベントで影響力の大きい物を整理して要約を作らないと、適切な機動ができない気がします。サイズの見掛けに寄らず、少し腰を落ち着けて取り組まないといけないゲームでした。
ただ、同じシステムの「スファクテリア」へのBGGでのコメントにも見られる通り、小さい中に様々な作戦要素が詰め込まれた佳作と言う評価は、そうかも知れないと思わせる物があります。冬休みの宿題の一つでしょうか‥(^_^;