SGC例会:ドミニオンを対戦プレイする

ライフオンマースの余韻に陶酔しながらも、時間もまだまだあるのでbone5さんのリクエストによりドミニオンを始める。
今回はマスターカードを各自に5枚ずつ配り、配り残りからまず2枚をランダムにプレイに使用するものとして航海する。これを見た上で各自は5枚の中から2枚ずつプレイに使用するものを選ぶという方式。最近は結構、この流儀がスタンダードになっているそうだ。
わたしは前回やったきりだったのだが、世間ではプレイレベルがすっかり上がっているようで、登場するカードの顔触れを見ると、自動的にプレイするような人が結構でてきているようだ。この辺のパワープレイによる良く言えば定石化、悪く言えばゲームのプレイ磨耗の激しさが近年著しいような気がする。このプレイヤーたちの傾向が、デザインサイドに対して「見通しの悪い、初見ではわかりにくい」ゲームを作らせる傾向を生んでいるように思う。
結果としてユーロゲームは、プレイサイド、デザインサイドの相互作用として、どんどんファミリーゲーム的に楽しみにくいマニア化の方向へシフトしているような気がする。往年のウォーゲーム界を見ているようだ。
ドミニオン自体は面白いと思うのだが、この日はゲームがだいぶスレてきているのか、重めのカードを選ぶ傾向が強く、なかなかスカッとしたプレイが生まれにくかったように思う。
それでもサクサクとプレイして、都合、5回くらいはやったのではないかと思う。
ウィッチカードや、ガーデンカードは、いずれも対戦では初めて遭遇したのだが、どちらも思ったよりずっと効果がマイルドな印象を受けた。プレイヤーの常として、刺激に鈍感になって、刺激の強い方向へどんどんシフトしがちになるのだが、ドミニオンもそうなのかなと思ったりもした。いずれ拡張キットが発売になるのだろうが、それも凄い勢いで摩滅してしまうのだろうか。